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人工気象装置



製品技術概要

製品番号:MIT-645-3-01

屋内・屋外側のそれぞれ異なった温湿度環境を同時に再現し、建材等の性能・耐久性の効果測定を行える装置です。

温湿度コントロールや、照射装置、降雨装置等、ご要望に応じて設計・製造いたします。
また、モデルハウスをまるごと試験し、住宅設備性能を測定する大型装置も対応可能です。

製品概要

仕様例 (二室タイプ:断熱性能試験 [JIS A 4710] 実施可能、降雨試験無し 仕様)

準拠規格 JIS A 2101 / JIS A 4710
試験可能項目 温度/湿度/赤外線照射/断熱性能
運転機能 定置運転/パターン運転
操作 カラータッチパネル(取扱説明・ヘルプ機能/自己診断機能)
温度制御範囲 [ 屋外室 ]:-20~+50℃±1℃(日射装置使用時±0~+50℃)/天井吹き出し
[ 屋内室 ]:±0~+50℃±1℃ 天井吹き出し
湿度制御範囲 [ 屋外室 ]:30~90% RH±5%(5~50℃)
[ 屋内室 ]:40~90% RH±5%(10~40℃)
加熱箱 寸法:W2000×D700×H2000 mm
温度制御:+10~+25℃±0.5℃(JIS A 4710 に準ずる)
照射装置 W2000×H2000mm、6ゾーン分割制御、移動可能
日射計:1000kcal/h測定可能
風速可変装置 吹き出し面積 100×2000mm
可搬式
風速1~10m/sec.
適用試験体寸法 2000×2000mm
1500×2000mm
1000×2000mm
500×2000mm
1000×1000mm
外寸法 約W7000×D3500×H3500mm
内寸法 (屋外室・屋内室ともに)約W2500×D3000×H3000mm

詳細情報

壁パネルやサッシなどの建具だけでなく、モデルハウスそのものを試験する装置も設計可能

弊社はこれまでに、屋内・屋外側のそれぞれ異なった温湿度環境を同時に再現し、壁パネルやサッシなどの建具の断熱性能・耐久性試験を行う「二室タイプ」の人工気象装置、「モデルハウスそのもの」の性能試験を行う「一室タイプ」の人工気象装置の設計・納入実績が多種多様にございますので、是非、お考えの試験イメージを最寄りの営業所へご相談ください。

ご要望や試験条件をしっかりとヒアリングした上で、装置サイズ、温室度制御範囲、照射や降雨装置など、お客様に最適な人工気象装置をご提案・設計させていただきます。

[温湿度制御] 寒冷地の気象条件をも再現する屋外室

屋外室は、−30~+60℃まで温度制御が可能で、温暖地はもちろん、過酷な寒冷地の外気温条件をも再現することができます。

湿度も20~80%RH と広範囲にコントロールが可能ですので、様々な気候条件下での環境試験を行っていただくことができます。
(10~40℃ 域での低湿度等に関しても、特殊仕様対応で設計可能です。)

また、温湿度制御機構は、余剰な加熱容量を発生させず効率よく目標の温度や湿度に到達・保持することができる、省エネルギー設計です。

(なお、右の表は制御プログラム条件の一例です。装置の仕様によって、温湿度制御範囲は異なりますので、詳細はお問合せください。)

[照射装置] ご希望条件に合わせた照射装置をご用意

ご要望の試験条件にあわせて照射装置を設計・ご用意いたします。

  • 可動タイプ
    照射試験を行わない際は装置外へ搬出可能。装置を幅広い試験用途でご使用になるユーザー様向け。
    照射角度は減速器付ハンドルで安全に調整可能。(角度調整機能が無いタイプもご用意できます)

  • 据付タイプ
    屋外環境室の壁面(及び天面)に照射装置を埋め込み設置。照射試験を重点的に行われるユーザー様向け。
    照射装置の前面には強化ガラス設置 + 内部に除湿機構を設けることで、マイナス温度設定時に照射を行っても、照射ランプが結露・劣化する心配がありません。

なお、両タイプとも、ゾーン分割照射制御が可能です。
ゾーン分割は、これまでのノウハウに基づいた弊社独自の方式で割り出しますので、 試験体のどの位置でも安定した温度分布・照射を実現します。

また、制御方式も、「表面温度を測定しながら制御を行う」、「日射量を測定しそれを元に出力値を入力して制御を行う」など、 お客様のご要望をしっかりとヒアリングした上で最適なものをご提案できます。

[降雨装置] 200mm/hの豪雨も再現可能な降雨装置(一室タイプ)

これまでの実績として、200mm/hの豪雨が再現できる降雨装置が設計・設置可能です。

また床は、それだけの水量を全面に受けても迅速に排水できるよう勾配を考えた設計です。

さらにフォークリフトなどでの試験体設置に適した耐荷重構造、かつ、熱伝導による外部の結露が発生しない断熱構造となっております。

[間仕切り] ブランクパネルで様々な大きさ・組み合わせの試験体を設置可能(二室タイプ)

画像のようなブランクパネルをスペーサーとしてご利用いただくことで、試験体サイズ(横幅)・数量の 調節が可能です。

また、屋外環境室と屋内環境室間の間仕切りを塞ぐことで、単一の試験室としてもご利用いただけます。

[JIS試験] JIS A 4710「建具の断熱性能試験」も実施可能(二室タイプ)

「加熱箱」と「気流吹出装置」ならびに「記録装置」を追加することで、JIS A 4710「建具の断熱性能試験」を実施できる装置として設計することも可能です。

[運転操作] 1台の大型ワイドディスプレイで、二室を直感的に操作・制御可能(二室タイプの例)

マルイの人工気象装置では、10インチの大型ワイドディスプレイ式タッチパネルを採用し、1台で屋外室・屋内室、両方の制御を行うことができます。操作画面も直感的な操作が行えるシンプルデザインで、誤操作の起こりにくいものとなっております。

またこれらのプログラムもお客様のご希望をヒアリングしそれを元に作成しますので、汎用型ではなくお客様独自のものをご提供致します。

[異常画面]「異常発生お知らせ機能」でトラブルの連絡もスムーズ

万が一、装置にトラブルが発生した場合、異常箇所が点灯表示され、原因と対処方法も表示されます。
これらを確認していただくことによって弊社へ修理のご依頼もスムーズです。
また、漏電チェックも自動で行い、漏電箇所を表示いたします。


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