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小型/標準型中性化促進試験装置V



製品技術概要

製品番号:MIT-639-3-13, MIT-639-3-15

庫内の温度・湿度・CO₂濃度を一定に保ち、コンクリート供試体の中性化促進を行う「中性化促進試験装置」が進化しました。
直感的な操作を可能にするタッチパネルと、音声機能を加え、操作アシストやトラブル発生を、画面と音声の両方でご確認いただけるようになりました。 また、メンテナンス時期を音声とポップアップ画面でお知らせ致します。
さらに、扉が開いていると試験を開始しない扉開閉センサーや、装置状況が確認しやすい運転ランプなど、より安全性に考慮した設計となっています。 その他、安全性向上用オプションもご用意しています。
また従来通り、「左右対流構造」、測定誤差・ウィック管理の手間がない「静電容量式湿度センサ」、「安全自動ロック扉」等を備えており、 使いやすく安全で安定した中性化促進試験環境をご提供できるようになっています。

製品概要

特長

  • タッチパネルで誰でも簡単に操作が可能
  • 音声機能で、操作アシストやトラブル発生を声でもお知らせ
  • メンテナンス時期が来ると、ポップアップ画面と音声でお知らせする機能を付加
  • 独自の左右対流構造で、槽内のどの位置でも安定した温室度・CO2濃度分布を実現
  • 静電容量式湿度センサの採用で、測定誤差・ウィック管理の手間がない
  • 扉からのCO2漏れ対策と、扉が開いていると試験を開始しない「扉開閉センサー」機能を搭載
  • 槽内はオールステンレス製で腐食トラブルがない

仕様

準拠規格 JIS A 1153
温度制御範囲 +20℃~+60℃±1℃
湿度制御範囲 30~90%RH±5%RH
CO2濃度 0~20%
外寸法 MIT-639-3-13型(小型):W1050×D950×H1620mm
MIT-639-3-15型(標準型):W1450×D950×H1700mm
内寸法 MIT-639-3-13型(小型):W530×D540×H740mm
MIT-639-3-15型(標準型):W700×D850×H1220mm
材質 (内外装・冷却器ともに)ステンレス鋼板製
棚板耐荷重/枚数 MIT-639-3-13型(小型):100kg/段×4枚
MIT-639-3-15型(標準型):100kg/段×6枚
収納可能供試体量 MIT-639-3-13型(小型):100×100×40 mm、供試体16本
MIT-639-3-15型(標準型):100×100×400mm、供試体60本
湿度センサー 静電容量式電気センサー
安全装置 ヒーター/加湿器/過昇温防止サーモスタット/ファン/冷凍機用過負荷防止リレー
オプション 酸素濃度計(酸素濃度が基準値を下回った場合、強制的に装置を停止)
排気機能(CO2を強制的に試験槽より排気する機能〔別途配管必要〕)
CO2ボンベ切替機能(複数ボンベ保有時、自動的に切替えを行う機能)
電源 MIT-639-3-13型:三相200 V、15A
MIT-639-3-15型:三相200 V、20A

詳細情報

新機能でユーザビリティが大きく向上

これまで項目毎に調節器やメーターが分かれていましたが、タッチパネル一つで設定・確認を行っていただけるようになりました。 音声機能も加わり、操作アシストやトラブル発生を、画面と音声でお知らせ致します。
また、忘れがちなメンテナンスを、時期が来ると音声とポップアップ画面でお知らせする便利機能も加わりました。
そのほか、運転ランプが改良され、ランプ色で装置状況が把握しやすくなりました。

安全性向上オプションも充実

安全性向上のため、
「酸素濃度計」
「排気機能」
「CO₂ボンベ切替機能」
をオプションとして追加することができます。

左右対流構造で、安定した試験環境を実現

マルイの中性化試験装置は、空調室で調整した空気を、試験槽内を左右一定方向に対流させますので、 槽内のどの位置でも安定した温湿度・CO₂濃度を得ることができます。

また、加湿器を試験槽外に設置することで、余分なCO₂の取り込みがなく、省コストです。

その他、ドレイン水は再度、加湿器に戻る構造ですので、節水にもつながります。

静電容量式湿度センサで、湿度管理精度も抜群

従来の中性化試験装置では、乾湿球式の湿度計によって湿度管理を行っていました。 ですが、この方式では、ガーゼ(ウィック)の取り扱い、通風条件、水質、温度変動等で誤差を生じる可能性があり、 常に正確な測定値を得るには、かなりのノウハウが必要となります。また、ガーゼ(ウィック)の劣化などが起こらないよう、管理・取替えの必要があります。
マルイの中性化試験装置では、静電容量式の湿度センサを採用することで、こうした測定誤差や、管理の手間をなくし、試験槽内を常に安定した条件に保つことができます。

CO₂漏れ対策も万全

ドア部はCO₂が漏れがない構造です。
また、扉が開いていると試験を開始しない「扉開閉センサー」機能を搭載、より安全な試験環境をご提供します。

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