新型キャスポル
製品技術概要
製品番号:MIS-244-0-63
新型「簡易支持力測定器キャスポル」は、従来の地盤指示力測定機能そのままに、表示・操作部にスマートフォンを採用することにより、さらに小型・軽量化を達成し、また表示・操作画面の大型化により更なる操作性の向上を達成しました。
測定原理は、加速度計を内蔵したランマーを地盤に落下させ、その衝突で得られる衝撃加速度の最大値から構造物などの基礎地盤の支持力計算に必要な強度定数を計算します。
本装置一台で、K30、qc、CBR、c、φの測定(衝撃加速度からの換算値)が可能でしたが、本製品より地盤の許容支持力度qaの測定が可能になり、手計算のわずらわしさから解放されました。
操作が単純・簡単で個人誤差が抑制でき、また反力が不要の為、狭い場所や山間部でも適用可能です。
新型「簡易支持力測定器キャスポル」は、従来の地盤指示力測定機能そのままに、表示・操作部にスマートフォンを採用することにより、さらに小型・軽量化を達成し、また表示・操作画面の大型化により更なる操作性の向上を達成しました。
測定原理は、加速度計を内蔵したランマーを地盤に落下させ、その衝突で得られる衝撃加速度の最大値から構造物などの基礎地盤の支持力計算に必要な強度定数を計算します。
本装置一台で、K30、qc、CBR、c、φの測定(衝撃加速度からの換算値)が可能でしたが、本製品より地盤の許容支持力度qaの測定が可能になり、手計算のわずらわしさから解放されました。
操作が単純・簡単で個人誤差が抑制でき、また反力が不要の為、狭い場所や山間部でも適用可能です。
製品概要
特長
- 載荷のための反力が不要で、低コストで各種パラメータの測定が行える
- 重機の入れない現場でも使用可能で、施工管理品質が向上
- 測定に時間がかからず、スピーディー
- 小型で軽量、操作が簡単で、試験者を選ばない
- 電源は電池式で、電源を気にせずに現場測定が可能
- 測定器がより小型・軽量化し、扱いやすく
- 表示・操作部がスマホになり、利便性が増した
- 地盤支持力係数qaが表示可能になり、煩わしい手計算が不要に。
用途
- 擁壁・築堤・鉄塔・橋梁・基礎設計施工管理
- 住宅基礎・宅地造成における宅盤等の施工管理
- 建設汚泥リサイクル土の再利用判定
- 電設・ガス・水道・下水道における管埋め戻しの施工管理
- その他、コンクリート二次製品の敷設地盤の強度管理
- 運動競技場・ゴルフ場でのコース硬さ管理
- 仮設足場基礎の支持力管理
仕様
本体部
寸法/重量 | Φ150×1050mm(ケース収納時)/11.5㎏ |
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ランマー | 重量:4.5㎏ 落下高さ:45㎝ 打撃面直径:0.00196m2 固定法:1支点バネ式構造 |
操作スイッチ | 測定開始スイッチと連動式 |
三脚 | 開閉自在一段伸縮式 |
表示部(スマートフォン)
接続方法 | 無線接続 |
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表示内容 (スクロール表示) |
Ia値・CBR・K30・c・φ・qc・qa(粘性土・砂質土)の測定値、測定数、平均値・最大値・最小値の統計計算値、管理番号 |
外部出力部 | 外部プリンター用:無線接続/パソコン用USB-c ※印字項目は測定年月日・日時、測定値、統計計算値 |
付属プリンター
寸法 | W82.5×H57.5×D112mm |
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総重量 | 約260g(バッテリー含む) |
収納運搬ケース
寸法 | 本体用:W1120×H280×D265mm |
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総重量 | 本体用:7.5kg |
素材 | アルミニウム |
適用可能範囲
- 最大粒径が37.5mm以下で10mm以上の礫含有率が30%未満の土質材料
- 地盤支持力度が294.3kN/m2以下の構造物(高さ5m以下の各種擁壁、ボックスカルバート等)工事における支持力度算定
- 道路工事における路床のCBR値および地盤反力係数の算定
詳細情報
1台で地盤の支持力計算に必要な各種パラメータを測定
キャスポルは、加速度計を内蔵したランマーが地盤に衝突した際に得られる「衝撃加速度(Ia値)」と地盤定数との相関関係を利用し、CBR、粘着力(c)、内部摩擦角(φ)、コーン指数(qc)、道路の平板載荷試験から得られる地盤反力係数(K30)、地盤の許容支持力度(qa)の測定が可能なすぐれものです。
これまで、こうした値を測定するには、平板載荷試験、CBR試験、ポータブルコーン貫入試験、各種圧縮試験等で対応していましたが、試験が煩雑だったり、結果が分かるまでに時間がかかったり、また施工場所によっては反力装置が設置できず、試験が行えないなどの問題点がありました。
キャスポルはこうした問題を解消する、
「操作が簡単で、測定時間が短く結果がすぐ分かる」
「軽量で持ち運びが楽」
「反力不要で、狭い空間でも使用できる」
といった特長があり、かつ1台で各種の値を測定することができます。(相関値)
ぜひ現場での施工管理用、または従来の原位置試験の補完用測定器としてお役立てください。
これまで、こうした値を測定するには、平板載荷試験、CBR試験、ポータブルコーン貫入試験、各種圧縮試験等で対応していましたが、試験が煩雑だったり、結果が分かるまでに時間がかかったり、また施工場所によっては反力装置が設置できず、試験が行えないなどの問題点がありました。
キャスポルはこうした問題を解消する、
「操作が簡単で、測定時間が短く結果がすぐ分かる」
「軽量で持ち運びが楽」
「反力不要で、狭い空間でも使用できる」
といった特長があり、かつ1台で各種の値を測定することができます。(相関値)
ぜひ現場での施工管理用、または従来の原位置試験の補完用測定器としてお役立てください。
許容支持力度の算定
本製品よりキャスポル本体で地盤の支持力を算定していただけるようになりました。
※事前に条件設定の必要あり
※国土交通省告示1113号、建築基礎構造設計指針の「極限支持力算出式」を使って、地盤の支持力を算定しています。
※事前に条件設定の必要あり
※国土交通省告示1113号、建築基礎構造設計指針の「極限支持力算出式」を使って、地盤の支持力を算定しています。
データシート(報告書)の一例
参考資料としてのキャスポルを使った試験用のデータシート(サンプル)です。
ご参照ください。
ご参照ください。
公益社団法人 日本材料学会による 『 「地盤改良」に関わる技術評価証明 』 において、 キャスポルを用いた技術は次の性能が確認されています
- 衝撃加速度測定器(キャスポル)で測定される衝撃加速度(la値)は、従来の原位置試験の補完値として使用することができる。
- 衝撃加速度測定器(キャスポル)を用いることで、支持力等の原位置試験測定に使用する数値を迅速に得ることができる。
- 衝撃加速度測定器(キャスポル)が正しい結果の表示と再現性を維持していることを、定期的な検定で確認することができる。(衝撃加速度法による支持力等の原位置評価技術 平成29年8月 第3回更新)
操作手順
- キャスポル本体部の三脚を伸縮させ、水準器を見て垂直に設置します。
- ランマーを引き上げ、ストッパーに固定します。
- スイッチレバーを解錠し、ランマーを落下させます。
- ディスプレイに表示された測定値を確認し、「リターン」キーを押します。1つの測定地につき、5回測定します。
- 次の測定地へ移動します。
- すべての測定が終了したら、プリンターと接続し、印字ボタンをおします。
測定データの表示
- 測定値表示画面(表示器)
データが即時に表示されますので、値を確認しながら測定していただくことができます。
- モード:現在のモードを表示します
- 接続状況:本体と表示機の接続状況を表示します
- 校正期限:校正の有効期間を表示します
- 測定モード:測定モードの選択を行えます。
- 現場名:現場名を表示します
- 測定ポイント数:5回測定値を記録するたび、1つ数値が増加します
- 測定回数:1つの測定ポイントにつき、1~5回まで記録できます(5回測定すると、測定ポイントが1つ増えます)
- Ia値:ランマーを地面に落下させて時に計測されるインパクト値です
- 測定値:現在の測定モードでの測定値を表示します
- 測定データ情報:測定値の履歴を表示します。
測定データの確認
- 測定値表示画面(記録紙)
測定値が現場で印字できますので、測定データの提出もスピーディーです。
- 印字した日付です
- 最初の5点を記録した日付が印字されます
- 現場名
- 「第1測定ポイントの5回測定分のデータ」を表します
- 1~5点までのIa値の測定データです
- 1~5点までのCBR値の測定データです
- 5点測定データの平均値です
- 5点測定データの最大値です
- 5点測定データの最小値です
使用方法
キャスポル 測定方法
1)ランマー固定ピンを外す
2)本体(三脚)の水平を出す
3)本体の電源を入れる
4)タブレットを準備する
5)アプリ画面が表示される
6)測定モードを選択する
7)ランマーをセットする
8)ランマーを落下させる
9)データを測定する
10)7)~9)を5箇所で行う
注意
- 測定ポイントは平坦な場所を選びます。
(平坦な場所が見つかりにくい場合は、地盤面を乱さぬ程度に整形するか、標準砂等を薄く散布して平坦に仕上げます。) - 測定ポイントにつき、5回測定せずに電源を切ると、その測定ポイントのデータは保存されません。
5回未満でデータ保存をされる場合は、「保存」キーを押してください。 - データは、最初の測定ポイントを測定した日付で記録されていきます。
(仮に測定が数日間に渡っても、データ日付は最初の測定日のままです。日付をクリアするにはデータを消去する必要があります。