「地盤改良」に関わる技術評価証明 報告書 (第3 回更新版)
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- 31 - (2)測定地盤勾配の影響 衝撃加速度測定器(キャスポル)の測定値が地盤の傾斜によってどのように影響されるのかを室内試験を行って確認した。 1)測定方法および結果 試験に用いた試料の物理特性を表-4.35に、その粒度分布を図-4.7に示す。また、締固め試験結果を図-4.8に示す。 この試料を直径250㎜の円形モールドに詰め、所定の密度(締固め度Dc=95%、乾燥密度ρd=1.872g/㎤、w=10.4%)になるように締固めて供試体を作製した。 試験方法は、図-4.9に示すように、供試体をθ=0~30度まで傾斜させてセットし、ランマー(重錘)が高さ45cmから供試体の中央に落下するようにキャスポルを設置して、衝撃加速度を測定した。 表-4.36に、それらの測定結果を示す。また、供試体の傾斜角を横軸に、衝撃加速度を縦軸に取って、測定値をプロットしたものを図-4.10に示す. この図から、傾斜角がθ=5度までは供試体を傾斜させないときの測定値とほぼ等しいが、傾斜角がθ=10度以上では徐々に値が小さくなっていることがわかる。 表-4.35 試料の物理特性 地盤材料の 工学的分類 土粒子の密度 ρs(g/cm3) 均等係数 Uc 曲率係数 Uc’ 液性限界 wL(%) 塑性限界 wP(%) 砂{S} 2.662 28.1 2.9 NP NP 0204060801000.0010.010.1110100通過質量百分率(%)粒径(mm)適用範囲中 礫粘 土シ ル ト細 砂0.0050.0752粗 砂0.425細礫粗 礫4.751975 図-4.7 試料の粒度分布
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