「地盤改良」に関わる技術評価証明 報告書 (第3 回更新版)
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- 34 - (3)測定深さの影響 衝撃加速度測定器(キャスポル)の測定値が地盤表面からどの程度の深さまでの状況を捉えているのかを、室内で供試体を作製し、それらについて衝撃加速度測定を行い確認した。 1)測定方法および結果 試験に用いた試料は、確認項目(2)で用いたものと同様のものを使用した。 試験は、次に示す2種類の項目について供試体を作製し、それらの衝撃加速度を衝撃加速度測定器(キャスポル)で測定する方法で行った。 ①同じ密度で高さが異なる供試体の測定値 直径250㎜のモールドに高さ2.5、5、10、15、20、25cmになるように同じ密度で締固めた6種類の供試体を作製し、それらの衝撃加速度を測定した。 その測定結果を表-4.37に示す。図-4.11に、供試体の高さを横軸に、衝撃加速度を縦軸に取って測定値をプロットしたものを示す。 この図から、供試体高さがh=20cm以上では、衝撃加速度はほぼ一定値であることがわかる。 表-4.37 測定結果 No. 供試体の 高さh(cm) 衝撃加速度Ia(インパクト値) (1) (2) (3) (4) (5) 平均 1 2.5 24.5 23.4 23.3 21.5 25.0 23.5 2 5.0 18.9 16.8 17.7 17.0 16.4 17.4 3 10.0 12.8 14.1 12.8 12.9 13.3 13.2 4 15.0 12.9 13.0 12.3 12.3 13.6 12.8 5 20.0 12.4 13.3 12.4 12.1 13.3 12.7 6 25.0 12.6 12.3 13.2 12.4 13.1 12.7 101520250510152025衝撃加速度 Ia(インパクト値)供試体の高さ h(cm)供試体の締固め度 95% 図-4.11 供試体の高さと衝撃加速度との関係

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