「地盤改良」に関わる技術評価証明 報告書 (第3 回更新版)
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- 35 - ②上層部と下層部を異なる2種類の密度で締固めた供試体の測定値 表-4.38に示すように、直径250㎜のモールドに上層、下層の2層に分け、上下層の密度を変えた供試体と、上下層とも同じ密度の供試体を作製し、それらの供試体の衝撃加速度を衝撃加速度測定器(キャスポル)で測定した。 その結果を表-4.39に示す。上層部の層厚を横軸に、衝撃加速度を縦軸に取って、供試体No.1~No.5の測定値をプロットしたものを図-4.12に示す。 この図から、上層部の層厚がh=20cmまでは衝撃加速度は徐々に大きくなっているが、それ以上の層厚では衝撃加速度はほぼ一定になっていることがわかる。 表-4.38 供試体の種類 供試体 No. 上層部 下層部 全層厚 h (cm) 上下層部の平均 締固め度(注-1) (%) 層厚h1 (cm) 含水比 (%) 締固め度 Dc(%) 層厚h2 (cm) 含水比 (%) 締固め度 Dc(%) 1 10 10.4 95.0 20 10.4 75.0 30 81.7 2 15 〃 〃 15 〃 〃 〃 85.0 3 20 〃 〃 10 〃 〃 〃 88.3 4 25 〃 〃 5 〃 〃 〃 91.7 5 30 〃 95.0 - - - 〃 95.0 6 10 〃 〃 10 〃 〃 20 85.0 7 〃 〃 〃 〃 〃 80.0 〃 87.5 8 〃 〃 〃 〃 〃 85.0 〃 90.0 9 〃 〃 90.0 〃 〃 80.0 〃 85.0 10 20 〃 95.0 - - - 〃 95.0 11 20 〃 90.0 - - - 〃 90.0 (注-1)平均締固め度={(上層の締固め度Dc)×(上層の層厚h1)+(下層の締固め度Dc)×(下層の層厚h2)}÷(全層厚h) 表-4.39 測定結果 供試体 No. 衝撃加速度Ia(インパクト値) (1) (2) (3) (4) (5) 平均 1 8.1 7.7 8.1 8.8 7.9 8.1 2 9.8 10.4 9.9 9.8 10.1 10.0 3 11.3 11.3 12.0 13.1 12.2 12.0 4 12.4 12.5 12.0 12.6 12.4 12.4 5 12.7 13.3 12.3 11.6 11.8 12.3 6 7.1 7.2 6.9 7.0 7.1 7.1 7 9.1 8.8 8.5 9.0 8.2 8.7 8 10.2 10.2 10.1 10.0 10.3 10.2 9 6.7 6.8 7.0 6.7 6.6 6.8 10 13.1 13.2 12.5 12.5 12.6 12.8 11 10.1 10.0 10.2 10.1 9.8 10.0 平均締固め度を横軸に、衝撃加速度を縦軸に取って、供試体No.6~No.11の測定値をプロットしたものを図-4.13に示す。
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